ティラノゲームフェス2021のスポンサー賞（その2）

個人的エントリー作品 続きます！

● 殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者（如月燎伽椰）
ゲームだと思って、ガンガン殺しまくってみても
良いと思います。そういうゲームです。
が、この作品が凄いのは「あなたはその選択をしましたね？」
と心の中にまでグイグイ問いかけてくるところです。
EXTRAの吟遊詩人の歌を聴いて、
自分がどれほど野蛮な人間か思い知らされました・・・。

もしもゲームを始めて、殺すしか選択肢を与えられなかった時、
人はその選択肢を選びます。

せめて現実世界では、そもそもそのゲームを始めない、
という選択をしなくてはならないことに
気付ければ良いのですが。

● 母標 （SHIA）
SHIA さんには 迷子のアレスくん という
終始笑える楽しいノベルゲームもあるのですが、一転、
こちらは社会派ホラーです。
社会派監督のキレッキレの短編映画を見るような
気持ちになります。

若干、猟奇を含むのでプレイヤーを選ぶかもしれませんが、
この作品をエントリーから落とすわけにはいきません。
女性が感じることのある憤りを掬い取り、
このようなゲームとして成立させたことに脱帽します。
決して楽しいテーマではなく、清々しい後味もありません。
でも、プレイして貰いたい作品です。

● エキカクイーンズアイランド （快亭木魚[mokugyo games]）
物凄く奇妙でシュールな世界を描いているため、
プレイヤーを選ぶと思うのですが、
絵がかなり好きです。
フィフティーズやシックスティーズのアメリカ、
或いは、サイケデリックなアメコミ風の
『ジョジョの奇妙な冒険』の『ストーン・オーシャン』（大好き♪）
のような。
ありえない展開や絵や姿勢や・・・が満載。
ジョジョ好きな方には、お勧めです！

● ヤ〇〇ン民族の大移動と史家タキトゥス（からし山まよ江）
最初から言います。軽いエ○ゲーです。
・・・いや、セクシー・ハイスピード世界史？
学習ゲームとしてこれほどこなれた（くだけた、う〜ん・・・
ある意味、西洋古代史を自家薬籠中の物とし尽くした・・・）作品は
他にない、という意味で感動しました。

学習ゲーム、と言いましたが、
本当は学習ゲームと言ってはいけないのかもしれませんが、
こんな世界史ならワクワクする学生は絶対いるだろうし、
「だめだこりゃ」と思いながらも、
「これこそ世界史だろう！」という強い思いも拭えずエントリー。
個人的には、笑いながら感動しつつプレイしました。

私には作れない、という思いも込めて
落とせない快作です。

● AMN(N)ESIA【完全版】（Sherlock）
フリーゲームの範疇を超えた傑作です。
個人的観測としては、
間違いなく様々なスポンサー賞を得ることでしょう。
それほど完成度の高い探索型ゲームで、
多くの動画実況もなされています。

★ 個人的には、製作者の Sherlock さんが
私の『空蝉通り喜多探偵社 ーチベット文字の秘密ー』を
お気に入りに入れてくださっていたことに感謝！です。

● リビーに平穏を（たけやまいちか）
ゲームとして面白くて、
ノーマル、バッド、ハッピー、トゥルーの
全てのエンドを辿りたくなる作品でした。

トゥルーエンドの爽やかさは
ゲーム・プレイの醍醐味かな♪

● smile （団子屋）
脱出型ゲームの面白さを詰め込んだ作品です。
メモ片手に、とにかく楽しめました。

最後までお楽しみください！
（・・・ふふふ♪）

● よぉ！今からお前んち遊びに行ってもいいか？（ギュドンドンド族の長）
全エンド回収するとわかる全体像に感嘆します。
ギュドンドンド族の長さんには、他に つちのこ という
これまた全エンド回収すると物語がわかる快作があるのですが、
ゆるっとした絵と、ドライで捻った物語世界のバランスが絶妙で
個人的にかなり好きです。

● ふらっと！温泉ルンルン道（リグ）
ちょっと脱力系の絵が魅力的で、
アクションあり、探索（？）ありのロードゲームです。
単純に面白い！
面白くて、全エンド回収（は無理かも）したくなり、
何度もトライしました。
お暇な時に、絶対に楽しめる作品です♪

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まだ他にもありますが、
ひとまずはここまで、大好きな作品群をご紹介しました。

もうホントに選べないわぁ〜〜・・・


（感謝！ Jill WellingtonによるPixabayからの画像 ）