とにかく、ちゃんとしたところで基礎から学びたい。
ずっとそう願っていた。
だが、仕事をしているから、スクールに通うのは無理だ。
ウェブ上を探したが、どのプログラミング・スクールも何十万円もかかる。
(最近、十万円以下のもの出てきているようだが!)
どうしたものか、と悩んでいたとき、
テクノロジア魔法学校」の文字が目に入った。
2020年度からのプログラミング教育必修化を受けて、
子供達に家でも楽しくプログラミングを自習させたい親御さんの気持ちを掬い取り、
Life is tech! とディズニーとがコラボしたものだ。

特にディズニー好きというわけでもないが、
子供向けのうえロールプレイング感覚でゲーム作成……
なんて面白そうだった。
貯金に都合をつけ、楽天セールのときに最安値のショップから購入したら、
ポイント分で3万円ほど戻ってきた。
ありがたいことだ。

1ヶ月に1章のペースで進み、
先月(2019年6月)、最終章の第7章まで辿り着いた。
位も「魔導師」☆☆☆
なんて輝かしい!

『ハリー・ポッター』や『指輪物語』が
(ついでにケルト音楽も)好きな私は、
基本的に「魔法」には親近感を持っている。
チベット語が好きになったのも、
チベット文字が魔法みたいで、あまりにもカッコ良かったからだ。
サンスクリットも呪文みたいだが(…ほぼ呪文だ)、
「魔法が踊りだす」というより、
何かもっときちんとした単一のトーン(目的を持ったツール)のような感じがしたので、
チベット文字ほどには、ドキドキしなかった。

話を『テクノロジア魔法学校』に戻そう。
ここでは、HTML、CSS、Javascriptなどが学べる。
ミーミルという、メンターのようなペットのようないきものが、
傍らでとにかく励まし続けてくれるから、
褒められると嬉しくて前に進める。
ただ、7章あるうち第4章以後はそれなりに難しく、「子供向け」ではない。
勿論、様々なディズニーキャラクターが登場するから、ディズニーファンには本当に楽しいだろうし、
プログラミングが肌に合う子供には向くだろう。


私はロールプレイング・ゲームも好きではなかったし、
(大抵、主人公や登場人物のキャラクターに共感できない。
選びたいものが選択肢の中にないから入り込めない。)
好きなゲームも、
ゲームセンターで昔流行ったスペース・ハリヤーやギャラクシー・フォースのような、
コックピットに乗り込む宇宙戦争もののシューティングで、
しかも機体が上下左右に動くタイプだったから、
ゲームセンターに行くたびに「故障中」が続き、
やがて、これらのゲーム自体、ほとんど見なくなってしまった。
そんなわけで、動きの少ない、狭い画面でやるようなゲームが好きではなく、
殆どやってこなかった。
それが、『テクノロジア』の中で自分でゲームを作り始めると、
ゲームをしているとき以上に面白いことがわかった。
章を重ねるうちに、どんどん自分で作りたくなってきたのだ。

ところが、『テクノロジア』では、画像も音声データもすでに用意されていて、
それをロードするコードを書くだけで、セットアップできる仕組みになっていた。

つまり、もしも自分で作るとなると、
画像や音声データの確保から、まず始めなくてはならないことに気づいてしまったのだ。

→→→ ④ へ続く