もう夏休みが終わるしね!の回顧と展望 

河口慧海『チベット旅行記』はスゴイ!

夏休みの宿題ではありませんが、今年は
日本で初めてチベット・ラサに入った河口慧海の
『チベット旅行記』(一)〜(四)(講談社学術文庫、昭和63年[ママ])
(上下巻の新装版が 2015年に同社から出版されています。
 アイ・キャッチ参照)
『第二回 チベット旅行記』(講談社学術文庫、1988)

を読了。

学僧として入ってダライラマ13世に可愛がられた多田等觀、青木文教、
政治的理由で潜入した成田安輝、
どちらも意図していた寺本婉雅、
冒険野郎・矢島保治郎など、
明治男は派手な大立ち回りこそないものの、
トム・クルーズ張りの
ミッション・インポッシブルをやってのけていて痛快😄
(……いや、はっきり言ってかなり無謀で命知らず!)

私がチベット人のお師匠(ダライラマの学友)から聞いたのは、
「チベットで一番有名な日本人・ヤジマ」の話でしたけど。
「チベット人はみんなヤジマを知っていますが、知っていますか?」
と聞かれて、え?ヤジマ?・・・カワグチとかタダじゃなくて?
と、初めて聞く日本人名に驚いた記憶があります。知らないし、ヤジマ。

ついでだから、お師匠から聞いた話を添えておくと、
ーーー 国難を抱えたダライラマ13世代のチベットで、英国 vs. 日本のどちらの形式で軍事教練をしようか決めかねていたとき、当時ラサにいた日本人のヤジマは元軍人で、訓練も素晴らしかったので、英国が負け、ダライラマ13世に請われてチベット軍に日本式の軍事教練をした。
・・・ということで、日本でも昔の少年たちが乃木希典とか山本五十六とかに憧れたように(都市伝説界では評価が覆っているけれど😅)、子供だったお師匠はヤジマに憧れていたようでした。

矢島保治郎についての客観的な評価はwikiに譲りますが(!)、
日本国内で友達になれるかどうかはともかく、
旅先ではお守りになりそうな傑物。
チベット人の少年が、
「nyi ‘ong pa(太陽がやってくるところの人)ヤジマ」に憧れるのはわかる!

この彼と同じくらい、全くスパイじゃないのに
(純粋に求道だからこそ強靭!)
完全にスパイ大作戦な河口慧海の、
ハラハラドキドキのチベット旅行記も
同じくらい面白くて、
スリリングな長い旅をした気分を味わえました♪

全部放置を猛省中

ブログの更新も月一度となり、
Youtube チャンネルも
本分の(?)ゲーム作成も滞る今日この頃、
40℃に届くかと思われる猛暑でございまして・・・
・・・懐かしむのでもなんでもなく、
本当に統計結果として、
子供の頃は31℃で「うえ〜💦」な夏休みでしたが、
年々気温が上がっている模様。
にしても、体温越えってど〜よ?!?

私の現実生活は、様々せわしなく過ぎておりまして、
じっくり腰を落ち着けて動画作成やゲーム作成ができない状況にございます。
来年こそは!と、鬼が笑う誓いを心ひそかに抱きつつ、
夏を過ごしております。

あ〜!またチベット、行きたい!