マルチ・エンドは面白い♪
『TyranoBuilder』『TyranoScript』公式ガイドブック購入!
購入しました!
(アイ・キャッチ参照)
①『TyranoBuilder 公式ガイドブック』(2017年4月、シケモクMK 発行)
②『TyranoScript 公式ガイドブック』(2018年12月、シケモクMK 発行)
ともに、
(1) ダウンロード版(カラー)
(2) 書籍版(白黒)
(3) DL+書籍版
があります。
私は、基本的に書籍で欲しかったので、どちらも (3) を注文しました。
使っているPCのサイズが小さいため、
いろいろな画面を立ち上げるのが難しいのと、
やっぱり紙媒体が好きなので。
圧倒的に、紙媒体って見やすいです。
自分で、必要なところにインデックス・タブを作れるから(付箋で!)、
PC画面で必要な場所を探すより早いんですよね。
それに、画面って手軽だけど、手にずっしりくる紙の重量って、
アイテムの実感というか、正直なところ架空のジェムより
私は好きなんです。
モノより思い出、って確かにそうだけど、
モノはモノで、呪物になりますから。
それは時に、思い出を増幅させるでしょ!
さて、内容です。
①『TyranoBuilder 公式ガイドブック』
ティラノビルダーのサイトにあるチュートリアルとほぼ同じ内容ですが、
細部に丁寧な説明が入るのと、
一番違うのは、新しいキャラクターや背景がダウンロードできるところ。
つまり、ティラノビルダー備え付けのキャラや背景だけでなく、
新規のキャラクターが使えること。(2名ですけどね)
備え付けのキャラは1体だけだったので、セリフが対話形式でも、
絵的に対話している感じはつかめなかったのですが、
2体登場すると、物語を捉える感覚がまた変わってきます。
いや〜、でも、こういうのいいな♪
つまり、ティラノビルダーを購入すると、備え付けのキャラが付いているけれど、
さらに、公式ガイドブックを購入すれば、
もっと別のキャラクターや背景も付いてくる、というのが。
ちょっとしたことだけど、
何だかマルチ・エンドの楽しみを感じる♪
最近の女性誌は、月刊号と増刊号で(雑誌の内容はほぼ同じなのに)
付録が違ったりします。
で、付録欲しさに、(雑誌の内容はほぼ同じなのに)どちらも買ったりする…
(←…というアホはわたしだ ^_^;;;)
マルチ・エンドな香りに弱いオレ〜〜〜 ole!
②『TyranoScript 公式ガイドブック』
以前、『TyranoScriptではじめるノベルゲーム制作』
(シケモクMK、工学社、2016)を中古で買っていますが、
(現在、2018年発行の改訂版が出ています。)
コードの詳しさなどは、やはり公式本ならでは。
Javascript の組み込み方なども解説しているので、
Javascript が使える方は、公式本が良いと思います。
嬉しかったのは、
シケモクMKさんの名刺と、ティラノ・フェス2019のポストカードが
同封されていたこと♪
このおまけ感って、いいですね♪
マルチ・エンドで見える世界が変わる!
ティラノビルダー公式本のキャラクターから、
マルチ・エンドの連想をしたわけですが、
ここから自分がマルチ・エンドに惹かれる理由がちょっと理解できました。
仏教と同じなんですよね。
・・・瞑想、観想という技法を持つあらゆる教えと、
という方が適切かもしれません。
つまり、
トゥルー・エンド(仏教の場合なら仏陀、覚者)に至る階梯の踊り場(エンド)は
幾つもあって(マルチ・エンド)、
それはそれなりに良い、ということ。
(バッド・エンドもありうる怖さも孕む、ということ。)
だけど、それだけじゃない、ということ。
エンドによって、見える世界が変わるんです。
だから、思想の場合は主張も変わってくる。
さまざまな主張(仏教学上の思想)を読んでいて、
主張が噛み合ってないな、と思うとき、
特に仏教の場合などは、先人(高僧)たちは皆、修行者でもあったから、
これは見ている(見えている)世界が、違うんじゃないかな、と
感じることがよくあります。
その主張を理解するためには、
おそらくその高僧と同じ世界(境地)を見ないと
真の意味で「了解」したことにはならないのではないかと。
高僧たちは、殆どが極めて理知的な論理学者ですから、
自分の見たもの(見えたもの)を言語化する努力を惜しみませんが、
それでも、言語化しえないものも、どうしても残ります。
(「色(color)」を知らない人に、どうやって「色」を伝えるのか、
といった比喩が、仏教にはあります。
極めて近い譬え話はできても、「色」そのものを伝えることはできない、と)
それは自分で歩んで、そこに至るしかないのです。
どれだけかかるかわからないけれど、
先人達に近づけるよう、日々精進だけは重ねていきたいものです。
さてさて。
そんなこんなで、このマルチ・エンドを、
目下、作成中のゲームにもうまく落とし込めたら、と思いつきました。
つまり、ゲームの結果が60点の人の見るエンドと、
80点の人の見えるエンドを変える、ということです。
で、マルチ・エンド・コンプリートは、
ゲームをしているとやってみたくなることだから、
80点の人が後戻りすることがないよう、60点のエンドを超えて、
80点のエンドに辿り着けるようにする。
・・・勿論、その先のトゥルーエンドが、100点満点、です。
こんな感じだと、トゥルーエンド見たさに、
ゲームを続けてくれるかな、と思った次第です。
あとは、そんな風にゲームを組み立てられるか、という
私のスキルの問題・・・これが一番の難関か?!?
励みます!