こんなの欲しかった!RGB表示の絶景配色ブック

ようやく見つけた配色ブック

ドット絵を描き始めて痛感したのが、グラデーションの難しさ。
これまでも散々嘆き、RGB表示のカラー図鑑のようなものが欲しい!
と日誌にも書いてきました。

それで、昨日、最寄りの駅近大型書店に行ってまいりました。

■最初はプログラミングのフロア

「ドット絵」をタイトルに持つ書籍は、なんと・・・!
私のドット絵の教科書でもある中川悠京さんの『ドット絵教室』のみ。
他は、イラスト用のツールを使ったものが、
各ツールごとに多数出版されている、という状況。

スタッフさんにも調べてもらいましたが、
ピクセル・アート自体も、ツールを使ったCG寄りの精巧なもので、
いわゆる「ドット絵」にページを割いているものは見つけられませんでした。

RGB値を掲載している色見本、色辞典のようなものは皆無です。
ただ、デジタル・キャラクターのイラストや背景画像の教科書的な書籍なら、
載っているものも幾つかありました。
それは、プロのデジタル絵師さん方の、描き方のコツを集めた本で、
ヴァリエーション豊かなイラストと使用色のRGB値が載っていました。

これを購入しようかどうしようかとかなり迷ったんですが、
ひとまずその日はやめて帰ろうとしたところ、
別のスタッフさんが、
「アート・コーナーの配色辞典のあたりを探されては?」
とアドバイスしてくださったので、早速行ってみることにしました。

■そして、アート・フロア
配色辞典のあるあたりを探してみたのですが、
色見本はあるし、色の名前や由来辞典のようなものも豊富にありましたが、
それらにRGB値は載っていません・・・。

「アート」には「イラスト」なら含まれるけれど、
「デジタル」や「プログラミング」とは共通項を持たないのだな〜・・・などと、
ぼんやり思いながら棚の上方を眺めていたところ、
・・・配色ブックに挟まれ、
ほとんど埋もれてちょこんと並んでいた小冊子にふと目が留まりました。

・・・ほぼ反射的に、手を伸ばしたっ!

CDジャケットのサイズで、厚さ1センチにも満たない薄い本です。
背伸びしてなんとか引っ張り出してみると、
『カラーパレットアイデアブック [絶景配色編]』
(パイ インターナショナル、2018/2/20初版発行!、1,400円+税)
おお! なんと奇遇な! 
発行1周年記念の良き日に私と(私が)出会うとは!

これですよ!
(アイキャッチ参照)

鮮やかな絶景写真集に、

色名(日本工業規格<JIS Z 8102>(2001) 物体色の色名)
「日本の264色」で示されたCMYK値
ブラウザや写真の色を示す時に使うRGB値
ウェブ・デザインで色指定する時に使用するHEX値(6桁の16進法)

が併記されている「神☆パレットブック」だったのです!
絶景写真を見るだけでも勉強になるのに、
RGB値まで載っているなんて!!!

求めよさらば与えられん、とイエスは仰いましたが、
(そして私は仏教徒ですが、)
求め続けて、こんなに素晴らしく与えられた喜びに打ち震えずには
いられませんでした・・・

もちろん、ブラウザでこの通りの色味になるかどうかは「わかりませんよ」
と、あらかじめの注意書きはありました。
いいんです、近い色味がわかれば、あとは何とかしますから!

もう、なにより、この素晴らしい絶景写真!
美しい地球の色合い!

地球は色に溢れ、豊かさに満ちているのだと
改めて感じさせてくれる写真集です。

背景画像も頑張ろう♪