Progate の Rails Ⅲまで終了

Progate が役に立つ場合とそうでない場合

私は Progate (プロゲート)推しですが、
「Progate を全部(あるいは特定の言語を)終えたけど、それで何ができるの?」
と疑問に思う人も多いと聞きました。

確かに、何も作りたいものがなければ、基礎を固める Progate の学習では
その後の展望が見えないかもしれません。
Rails などもそうですが、開発環境を整えてくれているので、
Rails をダウンロードすることなく、
Rails そっくりの環境でコードが書けるという
ビギナーに優しいしつらえになっています。
でも、実際に開発を始める場合は、
まず Rails の導入からしなければなりません。
(今は Progate に導入用のコースもあります。)

作っていくのも、Rails コースの場合、Twitter のような
簡易投稿サイトですから、
「これを作ってどうするの?」と思う人もいるかもしれません。

ただ、プロゲートのカリキュラムは、Ruby on Rails Tutorial に沿っていて、
実際、Tutorial(チュートリアル)では前提知識を解説する中で、
ビギナーであれば、 Progate の Rails から始めてみることが推奨されています。
実は Tutorialも、簡易投稿サイトを完成させることが実技の内容なので、
「これを作ってどうするの?」は、同じかもしれない。
・・・最初に私が Tutorial を読んだ感想も、「なんだ、ゲーム作りじゃないんだ」
だったことは確かです。

Progate は、Tutolrial に沿いながら、
とにかくわかりやすく解説することを至上命題としたような
オンライン学習サイトです。

難しいことを難しく説くことは簡単ですが、
難しいことを、レベルを保ったまま、
わかりやすく馴染みやすくするのは、至難の技。
Progate はそれに果敢に挑んでいるので、私の作りたいゲーム学習にも、
参考になっています。
画面の色合いが優しく、キャラクターも可愛らしいので、
馴染みやすいということも、私が気に入っている理由です。

つまり、作りたいものがある場合
学んでいる内容が、自分の作りたいもののどこに相当するのか
だんだんわかってくるので、
パズルのピースが嵌まるように、
中身が空っぽだった「学習ゲーム」というぼんやりしたものが
学んだ内容で埋まっていく実感があるわけです。

そういう意味で、Progate はその姿勢も含めて、
私には、ありがたくてとても役に立つサイトになっています。

Ⅲまで終えたからこそわかる、
画面構成の作り方

前回、「ゲームの定義」の中で、「画面遷移」に触れました。
回顧と展望・・・的な(2)

当初、私は「画面遷移」のことを、
単に「画面の切り替え」程度にしか考えていなかったのですが、
Progate の Rails コースを Ⅲまで終えてみると、
Rails でゲーム制作をするということは、MVCシステムに則った
コード書きをするということだということを思い知らされました。
つまり、

 ・ルーティング: ブラウザから受け取った指示を、
    どのコントローラーに渡すか決める
 ・コントローラー: ルーティングから受け取った指示通りに、
    データベースから値を取り出し、ヴューに渡す
 ・ヴュー: コントローラーからの指示通りに、
    素材(HTML, CSS, Javascript等)を集めてブラウザに返す

画面遷移をするには、ざっとこれだけの各フォルダに対応するコードを、
書かなくてはならないわけです。

こんなに分かれているのは、保守やのちの編集に便利だからだそうですが、
今の私には、便利さが見えておらず、なんでこんなにいろいろ書かなならん?!
という気持ちでいっぱい=33333

つまり、シーンを20枚くらい考えていると、画面遷移をするなら
最低でも20 × 3 のフォルダやファイルに書かなくてはならない、
ということになります。当然、その他いろいろ膨らむでしょうから、そりゃもう大事なのだな、
と、やっと規模が掴めてまいりました・・・嗚呼。

ラフ画を3枚くらい、軽く描いていたけれど、
これはもう少し画面遷移を考えたラフ画を描き直さないことには、
とてもコードを書き始められない、ということもおぼろげながらわかってきた
開発発起(メンターに依頼して実際に動き始めてから)そろそろ3ヶ月目の
夜となりました。

・・・とにかく、前に進もう。

(感謝! Lorri Lang による Pixabay からの画像
 ※ まだ先は長いから、ちょっと一休みして地図を確認!