ラノベゲームで遊ぼうぜ!
コロナばっかりで気が滅入るから・・・
ツイッターのハッシュタグに、
#コロナばっかりで気が滅入るから可愛い動物を載せようぜ!
〃 カッコイイ装束を載せようぜ!
〃 推しテロしようぜ!
等々、等々・・・
が並んでいました。
というわけで、
「ラノベゲームで遊ぼうぜ!」の週末。
外出自粛を逆手にとって、充実の室内生活です。
過去のティラノフェス参加作品などにもチャレンジして感じたことや、
そこから導き出した、私のゲーム制作の姿勢確認をしてみたいと思います。
ラノベゲームに必要なこと
この週末を含めて、これまで十数ゲームしてみましたが、
私の推しはやはり、以前に紹介した「ティラノフェス 2019」のグランプリ作品:
春根利馬『初恋は年齢天秤の中で』(以下、略称「初恋」)
と、同じく準グランプリ作品:
六夏/NUMBER7『夢もすがら花嵐』(以下、略称「夢」)
です。
この二つが、私にとって格段に面白いのには、はっきりとした理由があります。
しかも、その理由が、私がこれから制作するゲームにとって、
欠かせないものだと感じているからでしょう。
■ 物語の面白さ ■
まず『初恋』。
この作品が飛び抜けて素晴らしいのは、ライトノベルのゲーム形式をとった
ヘヴィーノベルだから。
SFなのかな? 恋愛ものかな? ファンタジーかな?
と思わせながら、重い社会的テーマをごく自然に(だからこそヘヴィーに)
差し込んでいるからです。
これに魂消た。
勿論、ライトノベルだから重いテーマを扱えないわけでも扱わないわけでもなく、
書店に並ぶ「ティーン向け」あるいは「純文学ではない」ノベルでも重いものは沢山あります。
ただ、現在の「ライトノベル・ゲーム」の殆どが、「軽い」物語だったり、
物語としては食い足りないものもある中で(・・・)
やはり格段に面白くて、次がどうなるのか知りたくて、
ゲームがやめられませんでした。
この依存性、嗜好性こそが、私が「ゲーム」に求めるもので、
「ゲームでこそ語学」と考えた理由の一つです。
実は、私も ameba のピグ・パズルが好きで、
時間も忘れてやってしまうことがありました(課金だけはしなかったけれど)。
「時間の無駄だな〜」と♪わかっちゃいるけどやめられない♪って
本当にこのことです。
やめられないんですよ。止めどきがわからない・・・。
自分のダメな部分をこれほど自覚できる時間もなかったという意味で、
実に有意義(なにがなんでもポジティブでいく!)
だからこそ、この感じで何かの学習ができたら、こんな「お得」なことはないはず!
・・・こんな思いの沸点が、「ベイマックスの空手割り」でした。
(→「ゲームで覚えるチベット語古典文法」>「ゲームで覚えるとは…?」)
この『初恋』は、マルチエンドではなく、
結果的に一つの大きな結果に至るので、物語としての安心感や安定感もありました。
語学学習にとっては、「必ずゴールする」ことも大切です。
私自身は、マルチエンドでトゥルーエンドを探すゲームも好きですが、
語学学習の初期には、「トゥルーエンド一択」がいいな、と
『初恋』で遊んで、思いました。
■ ゲームとしての面白さ ■
次に、『夢』。
こちらは、以前も書いたように
なんといっても「大正ロマン」や「昭和初期」風の設定と絵が好きです。
それに加えて、各シーンで様々な選択ができ、
アイコンをクリックして謎解きを進める楽しさに加えて、
章を進めないと回収できないアイコンもあって、
一筋縄ではいかないあたりが、「探索ゲーム」として秀逸でした。
しかも、4通りのマルチエンディング。
これまでに出会った人々が登場する終わりは、
トゥルーエンド探しに何度もトライしたくなる面白さを残すし、
そのトゥルーエンドが、どの終わりより、一層心がほっこりする終わり方。
いちばん素敵なのは、
「物語のその先」をゲーマーが想像できる馥郁とした余韻を残していることです。
いいゲームしたな〜、と満足感に浸れるゲーム。
・・・こういうゲームは多くありません。
・多様な選択肢
・「探索ゲーム」としての「謎解き」の面白さ
・どの選択をしても、一定の「グッドエンド」に至る
・その中でトゥルーエンドの後味は最良
私が試したゲームの中で、この4点でトップだったのがこの作品でした。
「ゲームとして面白い」ことは、
私が望んでいて、取り組みたい大きな課題です。
今後の課題
というわけで、
私の今後の課題も決まりました。
まず、
・物語として面白い
こと。
ゲーム・メインで考えると、物語をおざなりにしがちですが、
「ライトノベル」ゲームでいく以上、「物語」もきちんと作ること。
あとは、『夢』で書いた、「ゲームとしての面白さ」の追求です。
目下、フリー素材の背景画像を集めているところですが、
明日からは、ストーリーを組み立てながら、
必要な素材制作に(ドット絵で)入ります。
音源は、最後でいいかな?
(感謝! CimberleyによるPixabayからの画像 )
* 可愛い動物を載せようぜ!